100年企業の経営者と人気ライバーの裏側|小柳明さん|第一話

第一話 100年企業の経営者と人気ライバーの裏側

「おはヨーグルト!!」とか言って叫びながら人々を明るくさせるヤバめの方にインタビューをしてきました。今回のお話を伺う鉄人は、100年企業の経営者でありながら、人気ライバーでもある小柳明さんです。ライブ配信では、「らてぃの」という名前で活動されており、遊び心満載の小柳さん。輝く大人代表のようなキャラクターからは想像もつきませんが、実はもともとやりたい事に挑戦しない質だったと言います。ラジオMCもされているなど、様々な側面を持つ小柳さんに、それぞれの活動について学ばせていただきました!

 

加藤:本日はどうぞよろしくお願いいたします!

小柳:よろしくお願いします^^

加藤:小柳さんは様々な経験を経て、現在の株式会社コヤナギに入られたと伺っています。入社当初から、社長というポストで入られたのですか?

小柳:入社当初は違います。僕は4代目なんですけど、2代目がうちの父で、3代目が伯父だったんですよ。でも伯父が会社経営大変だし、そろそろ戻ってこないかっていうことでした。戻ってこないかって、僕は一度もこの会社には入ってないのでおかしかったんですけどね。僕は当時は日立の保守員をやっていて、42歳だったかな、自分の将来を考えました。日立の子会社で働いていたので、どんなに頑張っても出世できない現状があって、要は天下りで降りてきちゃうんですよ。親会社から50歳くらいの人が天下りで転勤してきて、部長とか課長になるみたいな。だからどんなに頑張っても上に行けないんです。そうすると、自分が40歳のときに、これ以上は上に行くことないんだなと思うと、やり切った感が出てしまいました。それで今度は、会社のために働くのもいいけど、身内のために働くのもいいなと思って、条件付きでちょっと引き受けてみようかという流れで、うちの会社に入りました。

加藤:その時は、ゆくゆくは会社を継ぐという前提での入社だったのですか?

小柳:そうです。

加藤:100年も続く企業って滅多にないと思うのですが、その秘訣はなんなのでしょう?

小柳:僕は創立者でもなくて引き受けただけなので、ちょっと難しいですけど、なんでしょう。新陳代謝じゃないでしょうか。

加藤:新陳代謝・・ですか?

小柳:うちは他の会社と比べて、社長の寿命が短いんですよ。寿命というのは社長をやっている期間という意味でね。他の会社で親族系でやってるところは、80歳くらいまで社長やってると思うんですけど、うちは60で変わるんですよね。それが新陳代謝です。特に今の時代みたいに変化が激しくなってくると、そうじゃなきゃダメだと思います。だから今の質問に対する答えだったら、一人の社長が長くやり過ぎないということじゃないかと思います。自分は社長じゃないので偉そうなことは言えないんですけどね。振り返ってみると、他の会社と違うのはそこじゃないかと思います。

加藤:100年間、創立時から事業内容は変わってないのですか?

小柳:そうそう。うちはベニヤ、木材の会社なんですけど変わってないです。

加藤:伝統ある企業の経営をされている一方で、ライバーもされている小柳さんですが、ライブ配信はいつから始められたのですか?

小柳:昨年2020年の2月にYouTubeを勉強しようと思ってセミナーに行ったんですよ。そしたら、そのセミナーはYouTubeじゃなくてPococha(ポコチャ)っていうライブ配信アプリの説明会だったんですよ(笑)

加藤:説明会と間違えちゃったんですか(笑)

小柳:そうなんです。ええ~~!?と思って、ライブ配信なんてしたことないしPocochaなんてアプリ聞いたことないし、ライバーっていう言葉も初めて聞いたんですよ。何それ・・と思って。

加藤:PocochaDeNAさんがやってるやつですよね?

小柳:そうです。それでそこで、社員の方が、「小柳さん50代だし、ライバーはちょっとね・・」って言われて、そりゃそうだよねと。だけど、僕はいろんな交流会に参加しているし、自分で主催もしていたりするので、ライバーになりたい人を紹介してほしいって言われたんですよ。で、それだったらできるよと。ただそもそも紹介するんだったら、やった事ないから良し悪しが分からない。だから取り敢えずやってみて良さそうだったら紹介しようと思って始めたのがきっかけなんですよ。

加藤:Pocochaはどのように取り組んでいったのですか?

小柳:ライブを配信していくんですけど、内容はなんでもいいんですよ。最初は月に20時間くらいしかやってなかったんです。でも3月下旬くらいから、緊急事態宣言が出てしまった影響でちょー暇になっちゃったんです。人と会うこともできない状況だと、営業マンとしては何をしたらいいか分からなくなっちゃって、別に目標もないしね。そんな時に、Pocochaやってたから、ちょっと極めてみようかなと思ったんです。真剣にやってみようということで、Pocochaってランクがあるんですよ。

加藤:ランクってどういうものですか?

小柳:SABCDE、ってあって、今はSじゃないんですけどね。それぞれのランクで時給が出るんですよ。で副業の限界はBランクだなと思って、SAは一日中、16時間とかやってる人たちなので、それだと自分の本業ができないじゃないですか。だからBが副業の限界かなと思って、一度目指してみようと思ったんですね。緊急事態宣言の間だけでも、やれるだけやってみようと。ちょうどその時は講師オーディションにもエントリーしていたので、講師オーディションにも役立つじゃないですか。話す練習にもなるし。それまで緊急事態宣言が出る前までは、講師オーディションのためにいろんな会社の朝礼に参加させてもらってたんですよ。メンタル鍛えようと思って知らない人の前で話すっていう、1分くらいスピーチをするっていうのをやってたんですけど、それもコロナの影響でできなくなってしまいました。それでPocochaをやろうと決めました。自分から行けないんだったら来てもらおうと、そういう発想でやり始めたら、気づいたら1年経ってたっていう感じですね。

加藤:最初はPocochaの配信でも朝礼的なことをしていたのですか?

小柳:最初は朝礼というか、朝仕事を始める前にビジネス的な話をちょろっとしてたんですよ。だけどそれは全然ウケないんです。

加藤:ウケないんですね・・。

小柳:全然ウケない。人も集まらないし面白くもない。で色々と紆余曲折しているうちに、なんかフザケだしちゃって、それがハマったんですよね。

加藤:ベジータの格好でやられてますよね(笑)

小柳:そうそう。たまたまライブ配信してる時に、うちの子供がペアルックで亀仙人の服を着ていたんですよ。オレンジに亀って書いてあるやつ。それで、これちょっとウケるかもと思って着てやってみたら、また全然ウケないんですよ。このオレンジのTシャツだけじゃウケないなと思って、何かドラゴンボールグッズないかなって探したら、取り敢えずスカウターを買ったんです。でも冷静に考えたら、オレンジの服にスカウターは違うなと思って、それでベジータのシャツも買ったんですよ。そしたら、そこでバズって(笑)それで3回くらいやってみて飽きたから辞めようと思って外したら、「今日スカウターどうした?スカウターは?」って、毎回くる人が聞いてくるわけ。それ以来ずっとつける羽目になりました。

加藤:そうだったんですね。ではあのキャラクターは途中から始まったんですね(^^

小柳:ああもう、途中からです。5月くらいからですかね。緊急事態宣言出て一番ディープな、ゴールデンウィーク中とかですかね。スカウター付けて新宿中央公園行って配信したりとかしてたんですよ。その当時はうちの嫁にもPocochaやってるって内緒でした。だから家でできなかったんです。それで仕方なく、新宿中央公園行ったり歌舞伎町行ったり、いろんな所に行って、ベジータの格好でね(笑)

加藤:すごい(笑)

小柳:バカなおじさんがいるってなりましたね。

加藤:では一人で配信されてたんですか?

小柳:そうです。

加藤:ライブ配信の時給というのは、DeNAさんから出るのですか?

小柳:そうですそうです。最初、初めての人でも時給は30円出るんです。Bランクだと時給1200円くらいかな。で一番上のS6っていうのがあるんですけど、S6だと時給5500円です。

加藤:結構いいですね(笑)

小柳:そうそう。僕は一番高く行ったのがS2まで行きました。その時は3500円でした。それプラス投げ銭が入るみたいな感じです。

加藤:投げ銭と配信の時給だと、どちらの収入の方が高くなるんですか?

小柳:それは女子と男子で違ってきますね。女子の方が投げ銭の額は高くなるんですけど、女子と男子で倍くらい投げ銭の差が出るんですよ。だから同じランクでも収入が倍くらい違ったりします。

加藤:小柳さんの記事を拝見して、Pocochaに取り組まれて、自分のやりたいことが見つかったという話が印象的でした。どうしてそう思われたのか伺ってもいいですか?

小柳:僕は意外と、やりたいことやってきてないんですよ。うちの嫁に言わせると結構やってきてる方だよって言われるんですけど。

加藤:経歴からも、1年間ワーキングホリデーに行かれたりしていて、結構自由にされている印象を受けたのですが・・

小柳:そうですよね。ただ、その熱量の違いというか、ちょっとはやってもガッツリはやってないんですよ。僕はラフティングガイドもやっていたんですけど、それも土日のバイトでやってただけで社員としてはやってないし。ガッツリというよりもお試し的にやってるんですね。何ていうか、人の目を気にして生きてきたんですよ。こんな風に見られたら恥ずかしいとか、こんなことやってたら皆にバカにされると思って、無難な事しかやって無かった気がするんですよね。ライブ配信でくだらない事を思い切りできたのは、目の前に人がいないからだと思います。もちろん画面の向こうには人がいるんだけど、撮影中はスマホと向き合ってるだけで、見ている人に対してウケようとも一切思ってなくて。ウケようがウケまいが、自分が思った事をやっていこうって、そうやってたら、なぜか凄くウケたわけですよね(笑)自分ではちっとも面白いなんて思ってないんだけども。

加藤:え、そうなんですか?

小柳:面白いと思ったことは一回もないですよ。それが見てる人からしたらどうも面白いらしいんですよね。それがどんどんエスカレートして行って、いつ辞めたっていいはずのものなのに、1年間続いたわけです。1年間も続いてるっていうことは、凄いやりたかったんだろうなって思います。僕も若い時からオタクだったんですよ。本当に友達もいなくて、アニメのセル画って知ってますか?

加藤:セル画・・すみません存じ上げないです・・。

小柳:アニメって、一枚一枚の紙をペラペラして動きを表現していくんですけど、その一枚一枚の絵が昔は捨てられていたんですね。それをゴミ箱から拾ってオークションで売ったりしてたんです、中学くらいの時でしたかね。それくらいアニオタな、アニメも漫画も好きだったんです。いろんなおもちゃとかも買って取っておいたりしてたけど、正直あっても意味ないじゃないですか。

加藤:確かに、フィギュアなどに機能性は特にないですよね。

小柳:嫁とかにも、あるけど捨てたら?とか言われてたわけです、当たり前のようにね。だけど、配信の中で役立つことがあるんですよ。これ持っててよかったあとか、捨てないとか、正直大人になってから思うことってないじゃないですか。むしろ無駄なお金使ったなとか思うこともありません?こんなものに2万も払っちゃった・・とかありますよね。でも、ライブ配信で使ったりすることもあると、まずやって無駄な事ってないんだなって思いました。あと、おもちゃが息を吹き返すわけですよ。その配信で使われることによって、リアルトイストーリーみたいな感じで。だから、くだらない事にお金かけてたなあって、つい最近まで思ってたのが、くだらない事にお金かけててよかったなあって思うようになりましたよ。つい最近ですけどね(笑)

加藤:ありがとうございます!ラジオMCの取り組みについてもお聞かせください!

第二話 失敗してもいい。思い切りやろう。

 

 

小柳明(こやなぎあきら)
東京都出身。
株式会社コヤナギ 代表取締役。
LIVE配信アプリPococha(ポコチャ)トップライバー

創業100年を越える株式会社コヤナギの社長を務める傍らで、LIVE配信アプリPocochaやコミュニティFMラジオMCとして活動している。Pocochaではトップライバー「らてぃの」として活躍中。
学生時代は引っ込み思案でやりたい事にもあまり挑戦してこなかったが、営業マンとしての修行を通じて失敗してもいいと学ぶ。コロナの影響で営業活動ができなくなっていた折、ふと初めて見たライブ配信が反響を呼びトップライバーとなる。

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